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執筆者の写真Kathy Price

7/10/2022 フィルム・レビュー 「エルビス Elvis」

ミュージカル/ドラマ

PG-13

スター:オースティン・バトラー、トム・ハンクス、オリビア・デジョン

監督:バズ・ラーマン

作家:バズ・ラーマン、サム・ブロメル、クレイグ・ピアース


エルビスの少年時代から1950年代にエルビスが「ロックの伝説」に至るまでの期間を紹介した伝記的にも正確なこの映画は、バズ・ラーマンの傑作である.映画の大部分は、若いミシシッピー出身の少年がどのようにして世界的に有名なスターになったのかを描いており、彼がマネージャーのトム・パーカー大佐(トム・ハンクスとはスクリーン上では認識できないがハンクスがパーカー大佐を演じている)との複雑な関係も示している.


オースティン・バトラーは、エルビスを演じるカリスマ的な青年で、この映画を通してほぼ始めから終わりまで常にスクリーンに出ている魅力的な役者である.オースティン・バトラーは映画の中で「ロックンロールの王」をあたかも目撃していることを数時間信じさせるような外見、動き、そして声を持ってこの役を熱演している.またバトラーは映画のなかの歌を殆どすべて自分自身で歌っていることは注目に値すると思う.


トム・パーカーがエルビスのマネージャーであり、スターを作った人物であることは知っていたが、パーカーは私にとっては不思議な存在であり、彼の風貌も覚えていない.あまり映画のストーリーの詳細をここで述べてしまうと観る楽しみが半減するのでやめにするが、この映画が教えてくれた一つの事実は、トム・パーカー大佐は大佐ではなく、トム・パーカーでもなかったということだ.彼はオランダのAndreas Cornelis Dries van Kuljkで生まれた!


バズ・ラーマンは私の好きな映画監督の一人である.彼のスタイルは独特だと思う.オープニングにでるタイトルをみただけで、LuhrmannとわかるほどLuhrmann映画は紛れもない外観を持っている.照明、音楽、セット、衣装デザインの芸術をブレンドする彼のスキルは、他の映画監督とは異なる.ほんの数例を挙げると、オーストラリア、ムーラン・ルージュ、グレート・ギャツビーなどの彼の他の作品を読者のみなさんは見たことがあるかもしれない.


映画「エルビス」は、プリシラ・プレスリーとプレスリー一家全員から、「エルビスとエルビスの成功に貢献した人々の正直な描写である」と承認されたストーリーである.最大の映画スクリーンを備えつけた劇場に行ってこの映画を観ることを勧める. HBO/Maxでは約3ヶ月で公開されると聞いている.



どちらが本物?

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