ミステリー/スリラー
PG-13
スター:デイジー・エドガー・ジョーンズ、テイラー・ジョン・スミス、ハリス・ディキンソン、デヴィッド・ストラザーン
監督:オリビア・ニューマン
作家:ディーリア・オーウェンズ(彼女の小説に基づく)ルーシー・アリバル(脚本)
本あるいは映画?映画を観てから映画化された本を読むか、あるいは本を読んだ後で映画をみるか、どちらが良かったか自問しなければならないことがよくある.本と映画はそれぞれ独自の長所と短所を持つ異なる媒体であるため判断は大変に難しい.
受賞歴のある本書を3年ほど前に読んで、実際に視覚化できるストーリーがたくさんあったので、恐らく素晴らしい映画になるだろうと思った.その後、ハリウッドがこの小説を映画化していると聞いたとき、一日千秋の思いで映画化を待った.数日前にこの映画を見たが失望はしなかった.この映画は本に忠実だと思う.大きな違いのひとつは、一般的に言えることだが、本はキャラクターの背景や経験の一部に深く入り込んで書かれており、これは映画には見られない本独特の点で、映画の欠点であると思う.本を読んでいない人にとっては、キャストが下す決定があまりに突然で、混乱しているように見えるかもしれない.しかし、この映画はノース・カロライナの沼地の美しいシーンを映画でなければできないほど提供しており、それが大変に魅力的だと思う.
映画を見た後、私はプロが書いたこの映画のレビューをいくつか読んだ.そして私はそれらのいくつかがどれほど「否定的」であったのに驚いた.レビューをした人達は実際に本を読んだのか疑問に思った.概して彼らが同意したと思われる一点は、映画の中心である若い「マーシュ・ガール」であるキャラを演じるデイジー・エドガージョーンズの力強いパフォーマンスである.エドガー・ジョーンズはイギリス人女優で、その功績は恥ずかしがり屋で教育を受けていない南部の女の子を非常にリアルに描写している点である.
「Rotten Tomatoes」*では、映画評論家が映画に35を与えたのに、映画を見に行った映画ファンが96を与えた.これは大きな違いである!!!! 映画のプロモーションが少なかったので、私の推測だが、映画を見に行った人達は本も読んだ人達だったのではないかと思う.本あるいは映画?あなたが決めてほしい.
クローダッドが歌う場所の公式予告編
*全米の様々な作家協会・映画評論家団体が承認した執筆者による各映画のレビューが掲載され、スタッフが作品ごとに肯定・否定のそれぞれのレビューを集計.賛否の平均値は点数として掲出される (wiki).
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