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1/17/2021 Albinoni オーボエ協奏曲 op 9 no. 2 Adagio 

執筆者の写真: Emi Igarashi / Editor Emi Igarashi / Editor

吹奏楽器の中で最も難しいとされているオーボエは「オーケストラの中で特権的な位置を占めており、演奏が始まる前に、プリンシパル オーボエ奏者は完璧な ”A”(ラ音)を出し、他のミュージシャンが夫々の楽器をチューニングするために使われる音である.純粋さと感情的な魅惑的な組み合わせを持ったオーボエの甘い音は他の吹奏楽器と比べられるものはない… 


18世紀初頭イタリアの作曲家であるトマゾ アルビノーニはオーボエのソロ楽器としての可能性を最初に認識した作曲家のひとりであり、このオーボエ協奏曲 op 9 no. 2は、現存するソロ オーボエの曲として初めて作曲された協奏曲である.バッハを含む多くの当時の作曲家から賞賛され、バッハ自身も多数のオーボエを使った曲を残してい


る.」(Clemency Burton-Hill)


最近のオーボエが活躍する曲では、John Williams 作曲の映画のテーマ「シンドラーのリスト」がある. Burton-Hill の解説にあるように「純粋さと感情的な魅惑的な組み合わせ」を持ったオーボエ(そしてバイオリン)の音の組み合わせはこの曲にはぴったりかもしれない.YouTube(下記)の演奏は、オーボエ奏者 Davida Scheffers(左写真、ダビダ シェファーズ)が、大変な痛みを伴う神経性筋痛症を乗り越えてプロに復帰した際の演奏とされている.観客の中の若い女性はオーボエ奏者のお嬢さんで、その日に18歳を迎えられたそうだ.オーボエ奏者が演奏後泣いておられる背景である.


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